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金の歴史

(サンスクリット語:jval, ギリシャ語:χρυσός [khrysós], ラテン語:aurum, ドイツ語:Gold)は有史以前から貴重な金属として知られていた。おそらく人類が装飾用として用いた初めての金属である。古代エジプトのヒエログリフでは、紀元前2600年頃からについての記述が見られる。ミタンニの王トゥシュラッタが、通常は粒として請求をしている。エジプトとヌビアは、史上でも有数の金産出地域である。旧約聖書でも、について多く触れられている。黒海の南西部は、の産出地として名高い。を利用した物としては、ミダスの時代にまでさかのぼると言われている。このは、紀元前643年から630年のリディアでの、世界で初めての貨幣成立に大きく影響を及ぼしたと言われている。ヨーロッパのアメリカ探検家達によるの強奪は、当時のアメリカ先住民達が持っていたの量から見ても膨大な量に上った。とくに中央アメリカ、ペルー、コロンビアを原産とする物が多い。歴史上の評価を総括するならば、は最も価値のある金属と考えられてきた。そして多くの通貨制度において、その基準とされてきた(金本位制)。また純粋、価値、特権階級の象徴としてもとらえられてきた。の産出は比較的容易であり、1910年からこれまでに、地球上の75%ほどのが産出されてきたと考えられている。地質学的に、地球上にある全てのの埋蔵量は、一辺が20メートルの立方体に収まる程度と考えられている。ただし、中世ヨーロッパにおいては、ポトシ鉱山の銀が大量にヨーロッパに流入する(『価格革命』というインフレが発生する)まで、と銀の価値は現在とは逆だった。初期の科学者達の目指した目標は、水銀など他の物質からを作り出す錬金術だった。を生み出すことができる物質は賢者の石と名付けられ、賢者の石を作ることに多くの努力がなされた。その試みの全ては失敗に終わったが、その過程で発見された多くの事象を元にして、今日の化学は成り立っている。現代では、を始めとする貴金属の合成は、加速器などを用いて、他の元素から核種変換することで可能なことが分かっている。錬金術師達は、中心に点が描かれた円の記号でを現していた。これは占星術の記号でもあり、エジプトのヒエログリフ、および初期の漢字では太陽を現す記号としても用いられた。19世紀のゴールドラッシュ以降、カリフォルニア州、コロラド州、オタゴ、オーストラリア、サウスダコタ州ブラックヒル、クロンダイクなどで大きなの鉱脈が発見されてきた。